「ダラダラ過ごすこと」と「ムシャムシャ食べること」をこよなく愛す主婦の日記


by mayayan215
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フンコロガシの一生

先日、テレビにて、フンコロガシの生態を学びました。
とても感動したので、少しご紹介したく思います。
なにしろ、フンコロガシですから、お食事中の方や、「まあ不潔!」と思われる方は、どうぞスルーしてください。





フンコロガシは、コガネムシの一種で、動物の糞を逆立ちした状態でせっせと運びます。
日本語では、「糞虫」と、ひねりもない上に屈辱的な字を書きますが、古代エジプトでは神の化身(スカラベ)と言われた大層な虫です。

「ウンコ転がしてるだけじゃねぇか」というなかれ。
彼らがせっせとフンを運び、そのフンを地中に埋めてくれるからこそ、肥沃な大地が生まれるのです

しかし、「何が楽しくてウンコ転がしてるのよ?」と疑問に思われる方々も多いでしょう。
ワタシもそう思っていました。
ウンコをあなどるなかれ。
ウンコは、彼らの人生(虫生?)において、何にもかえがたき財産なのです。

ウンコの中で生まれたフンコロガシたちは、やがて地上に出て、次の世代を育むべく、フンをせっせと丸め、運びます。
オスのフンコロガシは、フンを大切に守り、やがて伴侶となるメスと出会うと、メスをフンに乗せ、愛の巣へ運んでいきます。
メスは、オスのマイカーならぬマイウンコにしっかりとしがみつき、オスが快適な物件(巣)に連れて行ってくれるのを待ちます。
ときどき、「彼(オスのフンコロガシ)の運転が下手で、あたし(メスのフンコロガシ)フンの下敷きになっちゃうの」ということもありますが、そこは愛のチカラなのか、メスは文句も言わずに、ただもくもくとフンに乗っかっています。

やがて、オスが巣に最適な場所を見つけ、ふたりの甘い新婚生活が始まります。
オスは、運んできたフンの下をせっせと掘り、フンを地中に埋めていきます。
重いフンを運びながら鍛えてきたたくましい後脚にモノを言わせ、どんどん土を掘り進めます。
フンが半分くらい埋まったところで新居完成。
早速もぐりこむオスとメス。
フンの下に作った地中の小さな部屋にこもり、愛の営みが行われます。
ふたりがもぐった後、その部屋の上にあるフンが小刻みに揺れるのが、何とも官能的です。

そして、メスが宿した小さな命は、オスが今まで大切に守ってきたフンに産み付けられます。
父ちゃんお手製の保育器、といったところでしょうか。
ここで、オスとメスは別れ、メスだけが卵を見守るために巣に残ります。

メスは、抗菌作用のある分泌物で卵を守り、孵化するまでの2ヶ月間、卵が腐ったり、菌に感染したりしないか、丹念に見守り、そのまま息絶えます。
孵化した子供たちは、両親が残してくれた快適な家でスクスクと育ち、1年ほどかけて成虫になります。

その間、地上の地形は変わります。
砂丘が移動し、草原だったところが砂漠に変わっていることもザラにあるようなのですが、フンコロガシの子供たちは、砂をかき分け、力強く地上に飛び出します。
そして、空に飛び立ち、次の子孫を育むべく、旅に出ていくのです。


・・・と、以上が、フンコロガシの一生です。

成長したフンコロガシの子供たちが空に飛び立つシーンなど、観ていてなぜか目頭が熱くなりました。
フンコロガシで涙するなんて、われながらとんでもないウツケだとは思いますが、フンコロガシって、人の心を動かす何かがあるように思います。
あの、もくもくと働く姿に親近感を覚えるのかもしれません。
思えば、NHK「みんなのうた」にて、伊武雅刀の歌う「フンコロガシは、忙しい」という名曲(迷曲?)が生まれたのも、この親近感ゆえかもしれません。
 ※「フンコロガシは、忙しい」(歌:伊武雅刀)の詳しい紹介はコチラ (視聴もできます)


ちなみに、今回は、アフリカの砂漠や草原に生息するフンコロガシについて紹介されていましたが、日本でも、阿蘇山あたりの牧場に行くと、牛の糞を転がしているフンコロガシに出会えるようです。
もし阿蘇山に行く機会があれば、ぜひフンコロガシをじっくり観察してみたいものです。
みなさんもご興味がおありでしたら、ぜひ。
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by mayayan215 | 2007-01-28 17:39 | その他